
七草粥の由来ってなんだろう?
子供ができてから質問責めにあって、自分の知識がいかに足りないか痛感しております。
知ってることを教えるのは簡単なのですが、「知らなければいけないこと」を教えれないゾ、な~んてことはどの家庭でもあると思います。

子供って保育園で色々なことを覚えて帰ってきますよね。
友達と話したり先生に教えてもらったり。

う~ん、「なんで?なんで?なんで?」攻撃で、毎日調べ物ばかりしてるんだよね(;^_^A
今回紹介するのは、「七草粥」についてになります。

日本古来の食べ物で、知らないとマズい・・・

大丈夫、画像つきで書いてみたから、この記事を読めば「七草粥」について詳しくなっていると思うよ♪
七草粥(ななくさがゆ)・七種粥の由来とは?

最近全然食べなくなっちゃったんだけど、昔おばあちゃんがよく作ってくれてました。

お正月というよりは、お正月が終わって小学校から帰って来たら食べてたような・・・?

おばあちゃん、鼻歌歌いながら包丁で七草粥(七種粥)を作ってくれたのを覚えております。
鼻歌判明しました♪
【徹底解説】七草粥の歌3選!歌詞の覚え方【子供と暗記しよう】>>
七草粥(七種粥)とは?
由来を後述加えながら説明していきます。
春の七草を使って、これをお粥やお餅と一緒に塩味にして食べる日本古来の伝統的な料理になります。
食べる時期
1月7日に食べるのですが、この1と7にも意味があります。
人の日と言う意味から「人日(じんじつ)の節句」と言われております。

1年間の無病息災を願ったり、正月の祝膳や祝酒で弱った胃を休める為に食べると言われてるんだよ♪
この人日の節句は五節句の1つになります。
この五節句を調べてみました。
五節句ってなんだろう?
五節句の「節」というのは、唐時代の中国の暦法で定められた季節の変わり目のことです。
・3月3日・・・上巳(じょうし)の節句 日本では桃の節句の日
・5月5日・・・端午(たんご)の節句 日本では端午、または菖蒲(しょうぶ)の節句
・7月7日・・・七夕(たなばた)の節句 日本では七夕、または笹(ささ)の節句
・9月9日・・・重陽(ちょうよう)の節句 日本では菊の節句

五節句には、3月3日、5月5日のように奇数の重なる日が選ばれていますが、1月だけは1日(元旦)を別格とし、7日の人日(じんじつ)を五節句の中に取り入れているんだよ♪
・食べる時期は1月7日
・1月7日は人日(じんじつ)の節句という五節句の1つ
春の七草について調べてみた
七草粥の歴史は古く、平安時代の頃からあったと伝えられております。

平安時代の頃からと言うことは、平清盛が活躍してた頃には食べられていたんですね♪
春の七草は短歌として詠まれております。
それでは、春の七草について調べてみました。
セリ(芹)

セリ(芹)って何だろう?

別名シロネグサとも呼ばれるセリ科の植物です。
競り合うように生えていることからこの名がつきました。
「競り勝つ」ということで縁起物とされているんだよ♪
独特の香りによる食欲増進や健胃。血圧低下や動脈硬化にも効果があります。
ビタミンA、ビタミンC、カリウム、カルシウム、リンなどが含まれており、古来より親しまれてきました。
ナズナ(薺)

これ知ってる!
ペンペン草だよね。ペンペン草って食べれたの?

実はこのナズナ(薺)は、「なでて汚れをはらう」という縁起物なんだ、だから春の七草の中に入っているんだよ♪
高血圧、解熱、利尿効果があります。
ビタミンKが含まれており、止血効果、カルシウム代謝を促すことから骨粗しょう症に効果があると言われております。
ゴギョウ(御形)

ゴギョウ(御形)って凄い名前だね。

別名ハハコグサ(母子草)って言うんだけど、「仏体」を表す縁起物とされてるんだよ♪
咳を止めたり、痰を外にだす手伝いをしてくれたり(痰きり)、むくみに効果があります。
草餅に使われてたりする、昔なじみの薬草です。
ハコベラ(繁縷)

可愛い花だね~♪

ハコベとも言われるナデシコ科の薬草です。
「繁栄がはびこる」と言われる縁起物になります。
利尿、止血、鎮痛、歯槽膿漏予防に使われてきました。
ビタミンB群、ビタミンC、カリウム、カルシウム、カロテノイド、フラボノイド、サポニンと多くの栄養素を含む薬草になります。
ホトケノザ(仏の座)

名前が凄い!

ホトケノザは仏の座と言われる縁起物になります♪
名前からして凄いですよね笑
高血圧予防、健胃、整腸作用があります。
ホトケノザは2つあります。
春の七草に入っているのは、キク科のホトケノザです。
シソ科のホトケノザは食用ではありません。
スズナ(菘・鈴菜)=カブ(蕪)

スズナって言うから何かと思ったよ~。

スズナはカブのことですね、「神を呼ぶための鈴」という縁起物なんだ。
便秘解消、健胃、風邪症状に使われてきました。
カブの葉には、ビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、鉄、食物繊維が含まれており古来より球根と葉っぱどちらも食されてきました。
スズシロ(晴白・蘿蔔)

スズシロって大根のことだったんだ。

「汚れのない清白」を意味している縁起物なんだよ。
発熱による冷え症、健胃、便秘、頭痛に用いられてきました。
ビタミンA、ビタミンC、食物繊維、ジアスターゼ(消化)、アミラーゼ(デンプンの消化酵素)が含まれております。
これ以外にも、「秋の七草」が存在します♪
【七草粥ネタ】『春の七草』と『秋の七草』について解説してみた>>
調理方法について

調べてたら食べたくなってきちゃった、これどうやって作るの?

1月6日の夜、あらかじめ用意したセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの「七草」をまな板の上に載せておくんだ♪
春の七草を用意したら、歌を歌いながらしゃもじやお玉杓子(おたまじゃくし)、包丁の背などで叩いて細かくしていきます。
「七草なずな 唐土(とうど)の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン」
唐土とは中国を指しており、1つの薬草を7回叩いて7種で49回刻むことが良いとされているみたいだね。

おばあちゃんが鼻歌うたってたのはこれだったのかもね♪
【徹底解説】七草粥の歌3選!歌詞の覚え方【子供と暗記しよう】>>
子供に教える父親のテクとして。さいごに。
子供が色々覚えて帰ってくるご家庭は多いと思います。
私も、子供の成長に驚かされるばかりなのですが、大人として古来からある日本の伝統文化を教えるときがくると思い調べてみました。
この調べた内容を、わかりやすく教えてあげようと思っております。
父親としてのテクニックは、嫌がらず、わかりやすく教えることです。せっかく文明の利器がありますので笑

何かの参考になれば幸いです♪
>>お正月に『七草粥』を食べる理由と子供に教えるべきネタ4選!